GRASS多言語版(i18n) ソースコードパッケージ

(i18n Version of GRASS: Source Code Package)

English

GRASS多言語版のソースパッケージです.オリジナル版のGRASS5.0.3をベースに,多言語コードに対応させました.

 

 

ダウンロード

1.次のソースパッケージファイルをダウンロードしてください

 grass5.0.3_i18n_src.tar.gz

ダウンロードしたら任意のディレクトリーにファイルを展開してください。

 

2.次のtcltkgrass(i18n)をダウンロードしてください

 tcltkgrass-i18n.tar.gz

 

 

コンパイルとインストール方法

1.追加アプリケーションとライブラリー

 libfftw2.1.5

 mlterm2.8.0pl1

 TclTk8.4(任意)

 

2.i18n対応configureオプション

 # ./configure --with-nls --with-freetype --with-freetype-includes=/usr/include/freetype2

 

3.make

 # make

 # make install

 

4.tcltkgrass-i18n追加インストール

 # tar Czxf [grass_dist_dir] tcltkgrass-i18n.tar.gz

 [grass_dist_dir]GRASSインストールディレクトリ(デフォルト:/usr/local/grass5

 

 

使い方

1.GRASSの起動

 $ grass5

 

2.tcltkgrass-i18n(多言語版)の起動

 GRASS:‾>tcltkgrass-i18n&

 

注記)tcltkgrassxterm経由のコマンドを多言語に対応させるため,mltermを使用しています.mltermはあらかじめインストールしておいてください.

 

3.monitorでのtruetypeフォントの表示設定

 GRASS:‾>d.mon start x0

 GRASS:‾>d.font.freetype [font=trutypefontname] [charset=encoding]

 

 [font]:使用するtruetypeフォントのフルパス名

 [charset]:文字のエンコーディング(EUC-JPUTF-8SJIS

 例)RedHat Linux9での例

 GRASS:‾>d.font.freetype font=/usr/share/fonts/ja/TrueType/kochi-gothic.ttf charset=EUC-JP

 

4.monitorでのtruetypeフォント設定解除

 GRASS:‾>d.font.freetype font=

 

注記)truetypeフォント設定時は,d.site.labelsなどのfontオプションは無視されます.

 

 

ライセンス

このプログラムはフリーソフトウェアであり,ライセンスはオリジナル版GRASSに準拠します.詳しくはパッケージ添付のCOPYINGGPL.TXTをご参照ください.

 

GRASS i18nプロジェクト メンバー:

升本 眞二, Venkatesh Raghavan, 野々垣 , 根本 達也, 平井 尚喜(大阪市立大学),

萩原 顕, 丹羽 誠, 森 亮(株式会社オークニー),

服部 典弘 (株式会社イー・ソリューション・サービス)

 

プロジェクトスポンサー:

独立行政法人 情報処理推進機構(IPAInformation-technology Promotion Agency, Japan

本プロジェクトは情報処理振興事業協会(IPA)の「オープンソフトウェア活用基盤整備事業」による委託事業「オープンGISプラットフォームの開発」として採択されました.