独立行政法人 情報処理推進機構のフォント(IPAフォント)付き
GRASS国際化版(i18n)
GRASSで日本語表示を行うためのTrueTypeフォント(IPAフォント)をアーカイブに同封しました.IPAフォント5書体すべてを同封したフルバージョンとゴシック体フォントのみを同封した1フォントバージョンの2つのアーカイブがあります.
A.GRASSでの利用方法
・インストール
インストール作業はrootで行ってください.
1.次のIPAフォント付きバイナリーパッケージファイルをダウンロードしてください
・1フォントバージョン(39460108byte)
grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipa1-gnu_bin.tar.gz
・フルフォントバージョン(47275548byte)
grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz
2.次のインストール用スクリプトファイルをダウンロードしてください
・1フォントバージョン用
grass5_i686-pc-linux-i18n-ipa1-gnu_install.sh
・フルフォントバージョン
grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh
ダウンロードしたら,次のコマンド(一例です)でインストールしてください.
sh grass5_i686-pc-linux-i18n-ipa1-gnu_install.sh \
grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipa1-gnu_bin.tar.gz [dest_dir] [bin_dir]
[dest_dir]:GRASSのインストールディレクトリ(デフォルト:/usr/local/grass5)
[bin_dis]:grass5コマンドインストールディレクトリ(デフォルト:/usr/local/bin)
・IPAフォントの指定
IPAフォントは,デフォルトインストールでは,/usr/local/grass5/fonts以下のディレクトリーにインストールされます.
IPAフォントは次の5書体です.
・ipag.ttf ゴシック体 IPAフォント(1フォントバージョン添付)
・ipagp.ttf ゴシック体プロポーショナル IPAフォント
・ipagui.ttf ゴシック体UI IPAフォント
・ipam.ttf 明朝体 IPAフォント
・ipamp.ttf 明朝体プロポーショナル IPAフォント
これらのフォントをGRASSで使用するには,次のコマンドを実行します.
1.GRASSを起動します
$ grass5
2.モニターを開始します
GRASS:~> d.mon start=x0
3.フォントをd.font.freetypeコマンドで指定します
例)ゴシック体IPAフォントを使い,EUC-JPエンコーディングを指定
GRASS:~> d.font.freetype font=/usr/local/grass5/fonts/ipag.ttf charset=EUC-JP
4.monitorでのtruetypeフォント設定解除
GRASS:~> d.font.freetype font=
B.GRASSのライセンスについて
GRASSはフリーソフトウェアであり,ライセンスはオリジナル版GRASSに準拠します.詳しくはパッケージ添付のCOPYING,GPL.TXTをご参照ください.
C.IPAフォントの使用ならびに再配布条件について
IPAフォントの使用条件については,フォントの再配布についてをご覧ください.
GRASS国際化(i18n)プロジェクト メンバー:
升本 眞二, Venkatesh Raghavan, 野々垣 進, 根本 達也, 平井 尚喜(大阪市立大学),
萩原 顕, 丹羽 誠, 森 亮(株式会社オークニー),
服部 典弘 (株式会社イー・ソリューション・サービス)
プロジェクトスポンサー:
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA;Information-technology Promotion Agency, Japan)
本プロジェクトは情報処理振興事業協会(IPA)の「オープンソフトウェア活用基盤整備事業」による委託事業「オープンGISプラットフォームの開発」として採択されました.