GRASS多言語版(i18n) バイナリーパッケージ

i18n Version of GRASS : Binary Package

English

 

GRASS多言語版のバイナリーパッケージです.オリジナル版のGRASS5.0.3をベースに,多言語コードに対応させました.

 

 

インストール方法

インストール作業はrootで行ってください.

1.次のバイナリーパッケージファイルをダウンロードしてください.

 grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-gnu_bin.tar.gz

 

2.次のインストール用スクリプトファイルをダウンロードしてください.

 grass5_i686-pc-linux-i18n-gnu_install.sh

 

ダウンロードしたら,次のコマンド(一例です)でインストールしてください.

sh grass5_i686-pc-linux-i18n-gnu_install.sh \

grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-gnu_bin.tar.gz [dest_dir] [bin_dir]

 

[dest_dir]GRASSのインストールディレクトリ(デフォルト:/usr/local/grass5)

[bin_dis]grass5コマンドインストールディレクトリ(デフォルト:/usr/local/bin

 

 

使い方

1.GRASSの起動

 $ grass5

 

2.tcltkgrass-i18n(多言語版)の起動

 GRASS:~>tcltkgrass-i18n&

 

注記)tcltkgrassxterm経由のコマンドを多言語に対応させるため,mltermを使用しています.mltermはあらかじめインストールしておいてください.

 

3.monitorでのtruetypeフォントの表示設定

 GRASS:~>d.mon start x0

 GRASS:~>d.font.freetype [font=trutypefontname] [charset=encoding]

 

 [font]:使用するtruetypeフォントのフルパス名

 [charset]:文字のエンコーディング(EUC-JPUTF-8SJIS

 例)RedHat Linux9での例

 GRASS:~>d.font.freetype font=/usr/share/fonts/ja/TrueType/kochi-gothic.ttf charset=EUC-JP

 

4.monitorでのtruetypeフォント設定解除

 GRASS:~>d.font.freetype font=

 

注記)truetypeフォント設定時は,d.site.labelsなどのfontオプションは無視されます.

 

 

バイナリー作成環境

1.Radhat Linux 9上でコンパイルしました

 

2.configureオプション

 # ./configure --with-nls --with-freetype --with-freetype-includes=/usr/include/freetype2 \

   --with-tcltk-includes=/usr/include

 

3.追加アプリケーション&ライブラリ

 libfftw2.1.5

 Tcl/Tk8.4(標準ダイアログの多言語表示のため)および日本メッセージファイル:ja.msg

 mlterm2.8.0pl1

 libfftw以外はGRASS実行時に必要です.

 

 

ライセンス

このプログラムはフリーソフトウェアであり,ライセンスはオリジナル版GRASSに準拠します.詳しくはパッケージ添付のCOPYINGGPL.TXTをご参照ください.

 

 

GRASS多言語化(i18n)プロジェクト メンバー:

升本 眞二, Venkatesh Raghavan, 野々垣 , 根本 達也, 平井 尚喜(大阪市立大学),

萩原 顕, 丹羽 誠, 森 亮(株式会社オークニー),

服部 典弘 (株式会社イー・ソリューション・サービス)

 

プロジェクトスポンサー:

独立行政法人 情報処理推進機構(IPAInformation-technology Promotion Agency, Japan

本プロジェクトは情報処理振興事業協会(IPA)の「オープンソフトウェア活用基盤整備事業」による委託事業「オープンGISプラットフォームの開発」として採択されました.